斎藤一
新選組は人気ゆえに創作物が多く、史実か創作かわからない部分もまたロマンで、想像が膨らみます。
創作を手に取る方が「それもアリかも!」と、作者ルールにのっかって楽しめるかどうか。
大昔から、作り手と受け手の折り合いついては悩みはあるようです。
さて、
新選組斎藤一は左利きだから刀は逆にさすべきというお話があります。
結論から言って「さんざん矯正されました設定」にしています。
キャラの設定は、作者それぞれのさじ加減。世間に反発しとおしたキャラなのか、妥協したところがあるキャラなのかとか。
自分事ですが、親族で左利きを家庭内暴力によって矯正された人がいます。すさまじい反発と格闘の日々だったようです。
「昔の当たり前」を皮肉る意味で、自分の作品では通常の刀のさし方として描画します。
幼い頃から矯正されてきた影響は、その後の人生に少なからず出るかと思います。
歌を詠まなかったり、自分の文字を残さなかったり…。
矯正されることのない時代になれ、私の願いでもあります。